「残り10年、本当に今の会社で楽しめるか?」50歳での初めて外資IT企業への転職

Aさん
IT法人営業・営業マネージャー
50歳
2002年に新卒で大手IT企業に入社。一貫して営業部門に在籍し、間接販売や通信キャリア向けの直接販売に従事。2020年頃からは営業マネージャーとして組織を牽引。24年半勤めた会社を離れ、50歳を迎えるタイミングで初めての転職を決断。 内定獲得まで伴走してサポートしたキャリアアドバイザーが、転職のきっかけから入社の決断までの想いを弊社のキャリアアドバイザー(以下、CA)がインタビューしました。
キャリアの振り返りと営業としての歩み
まずはこれまでのご経歴について教えてください。
2000年代初頭に、社会人として前職に新卒で入社しました。
以来、約25年にわたり、ずっと同じ会社でキャリアを積んできました。
配属から一貫して営業部門に籍を置き、パートナー企業様を通じた間接販売や、直接販売など、様々な形態の営業活動に従事してきました。
特に、2010年ごろからの約10年間は、担当営業として非常に規模の大きなお客様に深く向き合ってきました。
その後マネージャーに昇格し、地方への単身赴任を経験しました。地方での数年間は、自分自身の裁量を持って自由に動くことができ、ゼロベースから地域経済の立ち上げに関わり結果を残すことができ充実した生活を送っていました。
その後、家庭の事情なども考慮して、元の部署へマネージャーとして戻ることになりました。
ここ数年は、マネージャーとして、組織の運営や部下のマネジメントに携わってきました。
新卒から一つの会社で、最前線のプレイヤーとしての営業活動から管理職としての組織運営まで、様々なフェーズを経験できたことは、私にとって非常に大きな財産になっていると感じています。
残りの10年、15年を楽しめるか。疑問から始まった転職活動
今回、転職を考えるようになったきっかけを教えてください。
一つのきっかけは、複数年の地方単身赴任を終えて元の部署に戻った際、思い描いていたものと内実が伴っていないと感じたことです。
組織の体制や方針が大きく変わる場面にも直面し、そこに強いストレスを感じました。
そして一番大きかったのは、「残りの10年、15年をこの会社で営業として働いていく上で、本当に楽しめるのだろうか?」という問いでした。
IT業界はAIをはじめ新しい技術が次々と立ち上がる領域ですが、前職ではその波を力強く取り込む姿勢を感じられず、このままでは取り残されてしまうという不安が募っていきました。
「このままではハッピーな会社員生活は送れない」——そう直感したことが、本格的に転職活動を始めるきっかけになりました。
エイジレスという名前に惹かれて、動き出した転職活動
最初にお話しさせていただいた際は、どんな印象を持たれましたか?
初めは他社の大手転職サイトやエージェントを利用していたのですが、知らない会社も含めて20〜30社もの求人が一気に送られてきたて、忙しい日々を送る中で求人に1つずつ目を通すだけで時間と気力を消耗し、少しストレスを感じていました。
そんな中、「エイジレス」という、ミドルシニア層に向けた名前に惹かれて登録し、キャリアアドバイザーの柏木さんとお話ししました。
柏木さんは、私のベースとなる軸をしっかり理解した上で、周辺領域も含めた、数を絞った的確な求人をご紹介してくれました。
自分の判断軸に合わせて、無理に選択肢を広げすぎずに進められたのがとても助かりました。
また、「もし今回ご紹介した企業が上手くいかず、球が尽きたら、他のエージェントさんとお話しされた方が良いと思いますよ」と率直に言っていただき、非常にコミュニケーションが取りやすかったですね。
自分のやりたいことと企業のビジョンが一致した瞬間
最終的にご入社を決められた企業について、どんな魅力を感じましたか?
入社を決めたのは外資系IT企業です。最初はあまり深く知らなかったのですが、1次面接直前に調べてみると、私が前職の地方赴任時代に「やりたい」と構想していたアライアンス事業を、すでにその企業が実現していることを知りました。
「自分がやりたかったようなことをすでにやっている会社なんだ」と、そこで非常にポジティブな印象を持ちました。
2次面接では、「ソリューションを提案する上でのヒアリング項目を立て付けてプレゼンしてほしい」というお題をいただきました。
まさに自分がやりたかったテーマだったので、色々な妄想を膨らませながら、今までにないくらい頑張ってプレゼンを作り上げました。
最終のオファー面談で、私が想像していたよりも幅の広い領域での活動や、グローバルで先行しているソリューションの日本での立ち上げを検討されていると伺い、この会社に賭けてみようと決断しました。
転職を経て、今思うこと
今回、50歳で転職されたことをどう受け止めていらっしゃいますか?
踏み出してよかったと心から思っています。
退職を報告した際、同年代の同僚たちからは「その決断ができるのが羨ましい」と言われました。
みんな少なからず組織に対する不満は持ちつつも、一歩踏み出せずに我慢して飲み込んでいるのだと思います。
残り10年、安穏と暮らすなら今のままでも良いかもしれませんが、「もう一花咲かせたい」「もっと仕事を楽しみたい」という思いがあるなら、50代でも全然チャンスはあるんだなと実感しました。



