60歳を迎えても、新しい挑戦を恐れず歩み出す。——自らの価値を信じて掴んだ再出発

川方様
プロジェクトマネージャー・PL
60歳
大学卒業後、大手SIerに新卒入社。主にホスト系の大規模基幹システムを中心に開発やプロジェクトマネジメントを担当。55歳で早期退職し、派遣での勤務を経て新たに転職を決断。年齢にとらわれず自分の経験が活かせる環境を求め、ご転職を決意。転職成功までの過程を、エイジレスエージェントの三浦が伺いました。
レガシーシステムと歩んだ技術者人生。時代の波を乗り越えて
まずはこれまでのご経歴について教えてください。
高校時代には理系科目を選び、大学では文系の学部に進学。そこでシステム設計やプログラミングを扱うゼミに所属しました。コンピューターに関心を持ったのは中学時代で、親戚から「どんな仕事をするか考えておけ」と言われたのがきっかけでした。ちょうど世の中にコンピューターというものが登場し始めた頃で、そこに将来性を感じました。
新卒で入社したのは、ユーザー系のSIer。社員数800人ほどの規模でしたが、自社で仕事を獲得し、開発まで行うという意欲的な社風がありました。その後、複数の合併もあり、私が55歳で退職する頃には社員数は1万2000人規模にまで成長していました。
キャリアの中では、銀行の決済システムや企業の基幹業務など、いわゆる「レガシーシステム」と呼ばれる大規模・長期運用型のシステム開発を主に担当してきました。ホストコンピュータを基盤とした環境でのシステム設計・開発・保守の経験は、自分のキャリアの核になっています。
管理職ではなく、現場で価値を発揮したい——だからこその転職
55歳で退職された経緯について、詳しくお聞かせください。
55歳で早期退職制度を利用して退職することは、かなり前から心に決めていました。理由の一つは、年齢を重ねるにつれて、管理職やマネジメント中心の業務が増えていったことにあります。もちろん、マネジメントは重要な役割ですが、私はやはり現場で手を動かしながら、自分の技術で価値を発揮する働き方が一番しっくりくると感じていました。
退職後、最初にご縁があった会社では、ありがたいことに「事業部長」という重要なポジションで迎えていただきました。システム部門においては会長の次にあたる立場で、責任も大きく、組織としても私の経験を評価してくださった上でのオファーだったと思います。
ただ、業務の内容や会社の組織文化が自分の志向と少しずつズレを感じる場面もありました。管理職として全体を見る立場よりも、やはり現場で技術と向き合っていたいという気持ちが強く、自分によりフィットする環境を探すべく、次のステップに進む決断をしました。
「まだ働ける」という手応えと再出発
転職を再び決意されたのはどういった経緯でしたか?
55歳での退職後は、しばらく家庭の事情や体調の都合もあって、少し落ち着いた時間を過ごしていました。その後、知人の紹介で派遣社員として働くことになり、現場での業務に再び携わる機会を得ました。仕事内容は比較的落ち着いていて、負担も少なく、待遇面でも十分納得のいく条件だったため、特に不満もなく、長く働くつもりでいました。実際、周囲からも「このままなら10年は続けられるよ」と言われており、自身としても特に転職を意識することはありませんでした。
しかし今年の3月末、その派遣契約が突然終了となりました。事前に大きな予兆もなく、思いがけない展開でしたが、この出来事が一つの転機となり、再び本格的な職探しに踏み出すきっかけになりました。
とはいえ、すぐに「転職しよう」と強く決めていたわけではありません。実は以前からビズリーチには登録しており、定期的に履歴書の情報だけは更新していたものの、本格的に活動を始めていたわけではありませんでした。更新といっても、内容そのものを大きく書き換えるというより、日付を変えて目に留まりやすくする程度のもので、いわば“受け身”の姿勢だったんです。
それでも一定数のスカウトは届いていて、時々は目を通していました。ただ、その多くが似たような求人ばかりで、「これは自分に合いそうだ」と感じられる案件にはなかなか出会えず、動き出す決定打には欠けていたのが正直なところでした。
「年齢に縛られない」という言葉に背中を押された
エイジレスエージェントを利用することになったきっかけは?
転職活動を進めていく中で、ある日ふと目に留まったのが、エイジレスエージェントの三浦さんから届いたスカウトメールでした。正直、それまでもビズリーチを通じてさまざまなスカウトが届いてはいましたが、多くのエージェントが似たような求人ばかりを提案してくる印象があり、どれも決め手に欠けていました。いわば「どこも似たり寄ったり」で、何が自分に合っているのか、わからなくなっていた時期だったと思います。
そんな中で目を引いたのが、「年齢に関係なく紹介できる求人があります」という、エイジレスの一文でした。これまで20社近くと面談を重ねてきた中で、「年齢的に…」といった理由で見送られる場面も少なくなく、自分の経験やスキルよりも年齢だけで判断されてしまう状況に、正直なところ少し疲れていました。
だからこそ、そのスカウト文に書かれていた「年齢を理由に断られることはない」というメッセージは、単なる営業文句ではなく、自分の置かれている現状に真正面から応えてくれるように感じられたんです。
「ここなら、自分のことをちゃんと見てくれるかもしれない」——そんな期待が芽生えた瞬間でした。
実際に三浦さんとやり取りを始めてみると、その第一印象は間違っていなかったとすぐに実感できました。大量に求人を送りつけるのではなく、私の経歴や希望を丁寧に汲み取ったうえで、真剣に向き合ってくれているという安心感がありました。年齢に縛られないという言葉が、単なるキャッチコピーではなく、本当にその通りの支援をしてくださるエージェントだとわかり、自然と「ぜひお願いしたい」と思えたんです。
スピード感と真摯さに支えられた転職活動
三浦とのやり取りやサポートはいかがでしたか?
エイジレスエージェントの三浦さんとのやり取りで、まず印象的だったのは「とにかく連絡が早い」ことでした。私自身も、なるべく早く返信することを心がけており、「メールが届いたら30秒以内に返す」くらいの気持ちで臨んでいましたが、それに負けないくらい、三浦さんも迅速に、しかも丁寧に対応してくださいました。ときには土曜日でもレスポンスがあり、まさに“温度感のあるサポート”を実感しました。
特に印象深かったのは、ある企業との面接日程調整の際。私はちょうど3月末に携わっていたプロジェクトが佳境を迎えており、「今すぐ面接には行けない」と相談したところ、三浦さんから「その間に温度感が下がってしまうかもしれません」とやんわりと注意喚起をいただいたんです。結果的にその企業とはご縁がなかったものの、その一言から、企業との間だけでなく、求職者との信頼関係も大切にされているのだと感じました。
紹介される求人についても、ただ数を多く送るのではなく、私の志向や強み、希望条件をきちんと踏まえたうえで、厳選された案件を提案していただけました。実際に面接に進んでみて初めてわかることもありますが、たとえば「人を単に派遣するだけの会社」なのか、「会社の名の下で責任を持って業務にあたる」形なのかで、現場での立ち位置や期待される役割がまったく異なります。そうした見えづらい違いも丁寧に説明していただきながら、多くの選択肢をご提示いただけたのは本当に助かりました。
「話が合う」ことで自分の良さが伝わる。ご転職先での出会い
最終的に入社を決められた企業との出会いについて教えてください。
実は転職先の企業は、以前、別のエージェントさんからも紹介を受けていました。ただそのときは、かつて勤めていた親会社と同じフロアにあり、「同じ会社に見える場所に再び入るのはどうなのか」と少し抵抗感を覚え、一度は応募を見送っていたんです。
ところが、三浦さんから改めて紹介をいただいた際に、「別会社として組織も独立しており、業務上の連携も限定的です」ときちんと説明をしていただけたことで、不安が払拭されました。「そうであれば、一度話を聞いてみようか」と思えたのは、三浦さんが情報をきちんと補足してくれたおかげです。
面接当日は、担当者の方との会話がとにかくスムーズで、最初から最後まで話が弾みました。「この人と一緒に仕事をしたらきっとうまくいく」という感覚を自然に持てたのを覚えています。そのおかげか、自分でも驚くほどリラックスして話ができ、自分の経験や考えを素直に伝えることができました。
結果として、その面接からわずか数時間後には「ぜひ来てください」という内定の連絡をいただき、すぐに入社を決断しました。過去の面接ではあまり感じたことのない“納得感”があり、「ここなら自分の力を活かして働ける」という手応えがありました。
今思うこと。60歳からでも変われる、選べる

転職を経て、今どのような気持ちですか?
やっぱり「踏み出してよかった」。これが率直な気持ちです。派遣契約が終わったとき、60歳という年齢を考えると、不安がなかったわけではありません。でも、実際に転職活動を進める中で、三浦さんが真摯に寄り添ってくださったことで、「年齢を理由に諦めなくてもいい」と思えるようになりました。
今回のように、自分のスキルや経験をきちんと見て評価してくれる企業があることを、実体験として知ることができたのは大きかったです。私はホスト系システムやレガシー環境での開発・マネジメントに長く携わってきましたが、それが“古い”のではなく、“必要とされる価値”として見てもらえたことが、本当に嬉しかったですね。
私のまわりでも、「転職したいけど年齢的に難しいのではないか」と悩んでいる同年代の仲間がいます。そうした人たちに対して、「ちゃんと経験を見てくれる場所はあるよ」「60歳でも、働き方を自分で選べるんだ」と伝えたい気持ちがあります。今回の転職は、その証明になったと思っています。


